第五回 一條好男の「まんまる通信」

「苦しい、もうどうしようもない、もう手がない。
でも、それがどん底までいってしまうと足がつくんですよ。
無心になんか中々なれないけど、
そういうどん底のところで苦しみながらも耐えたら
スイッチが入ってくるということです。」

サッカー指導者 岡田武史

皆さん、お陰様です。

近所の道の駅のような販売所で、山椒の実が売ってました。
例年ですと6月に出回る木の実ですが、今年は早い。
早速購入し、あく抜きをして、しらす干しと佃煮にしました。
新型コロナで季節感のない暮らしが続いていましたが、ちょっぴり初夏を感じました。

さて、コロナ騒動が始まって3ヶ月となりました。
特措法対象の関東圏以外は、やっと自粛解除となりましたが、経済は直ぐには動きだしそうにもありませんね。
私たち「まるの会」も、もがきながら新たな事業モデルをつくるべく試行錯誤をしています。

お客様に少しでも満足いただけるサービスはなにか。
こんな時期を利用しての商品はつくれないか。
今しかやれることはないか。
社員や従業員の生活を守るためにどうするか。
取引先との関係維持をどうするか。
など、多岐に渡って、あーでもない、こーでもない、と言いながら一歩一歩前に進んでいます。

そんな模索をしている中、テレビを見てびっくり。

“塚田農場”でお馴染みの(株)エーピー・カンパニー米山久社長は、なんと、自社の店舗で働く従業員を、今忙しく地域の為に頑張っているスーパーマーケットに派遣して、働いてもらっているとのこと。

このようなことをサラッとしてしまう。

発想の豊かさと、実行力が凄いです。

そして、従業員も凄いです。
もし仮に「明日からスーパーで仕事をしてください」と辞令が出たら、迷わずに働けるでしょうか。

それ以外にも、ピーチ航空の乗務員や、他の検査要員、旅館の仲居さん、ホテルマン、が人出不足で悩んでいる農家のお手伝いをするなど、『従業員シェア』が広がっていますね。

有事とは言え、経営者と従業員の信頼関係があるからできる事だと思います。

どんな環境になってもあきらめない姿勢が、いま経営者に、従業員に、問われています。

コロナ問題を他人事にせず、自分事として捉えられるかどうかが、分かれ道です。

皆で力を合わせて頑張りましょう。合掌

一般社団法人まるの会
代表理事 一條好男

記事一覧

TOP
TOP