2022年 まるの会望年会

今年の望年会は、変化適応 ~逆境・難関を乗り越える組織と経営~主題に開催致しました

野球を学び、野球から学ぶ(講師:山中正竹氏)

第一部では、「野球を学び、野球から学ぶ」と題し、今年開催されました東京オリンピック、野球の強化本部長を務められた山中正竹氏をお招きし、ご講演いただきました。

山中氏は法政大学時にいまだ破られていない48勝を挙げ、小柄ながら「小さな巨人」と呼ばれ輝かしい成果を残されました。その後バルセロナオリンピックで日本を銅メダルに導くなど、日本の野球界に大きな影響をもたらしました。

「野球は人生を豊かにする最高級の遊びである」というお話から始まり、人は楽しく真剣るからこそ、学びが多い。身体面での成長はもちろん、精神面での成長が非常に大きいとのこと。

セリーグ・パリーグ12球団から寄せ集めで日本代表チームを編成するため、監督にはリーダーシップとスポーツマンシップが求められます。 監督が、関わるチームや全ての選手に必ず伝えることの一つに「非凡につながる平凡を知る集団であれ」があります。日々の平凡な努力を継続することにより目標を達成でき、そして自身の成長につながるという意味ですが、これは野球だけではなく、経営の在り方や働き方にも共通する部分があると思いました。

稲葉篤紀監督とともにチームを率い、金メダルという輝かしい成果だけでなく、日本中に感動と勇気を与えた侍ジャパン。野球を突き詰めることによって、野球以外にも通じる考え方を学ぶことができたという山中氏ですが、何事も夢中になって突き詰めることで見えてくる世界や考え方があるのではないかということを強く感じさせられた講演でした。

2025年の崖」と中小企業が直面するシステムの課題と解決(講師:テスノロジーコンサルティング株式会社 専務取締役 近藤克彦)

今や書店や新聞記事で、「DX」という文字を見ない日はありません。業務効率化を図ることは、企業の業績に直結する要素であり、経営者は日々「DX」、「業務効率化」、「コスト削減」について考えているはずです。CRMを中心に海外の大企業から日本の中小企業まで、数多くの企業がDXのパッケージソフトを制作、販売し、今や日本国内のほぼすべての企業が何かしらのシステムを導入しているのではないでしょうか?

そのような日本のデータ管理及びオペレーションに警鐘を鳴らすのが、近藤の考え方です。

パッケージソフトを導入するということは、そのシステムに業務を合わせることになる、部署ごとに導入すると全社横断型の情報共有ができない、という事態を招いているのです。

2025年の崖はまさしくそういった状況が継続した場合、2025年以降年間12兆円の経済損失が発生するということを指しています。システムに使われるのではなく、従業員が、経営者がシステムを利用することのできる環境づくりをテスノロジーは目指しています。

ご参加頂いた皆様も、情報共有ができずに、部署ごと、担当者ごとにエクセルでのデータ管理及び業務があふれかえっている状況を目の当たりにしているものの、解決方法が見つからずに今を経営している現状を振り返りながら、お話を聞いておられる様子が伺えました。

人生100年時代を力強く生きる(講師:株式会社まるの会 代表取締役 一條好男)

第三部では、今年を振り返りながら、来年以降の取り組みについて、共有をさせて頂きました。

来年でまるの会発足から17年目となります。これからも会員の皆様と一緒に、豊かな人生を歩んでいけるよう、精進して参ります。

来年も何卒宜しくお願い致します。

 

 

 

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