第六回 一條好男の「まんまる通信」

「緊張のない時は何の知恵も湧きません。
しんどい時、苦境に立った時に、
どうしよう、こうしようと
知恵が生まれてくるのと違いますか?」

 大東隆行氏 餃子の王将社長

皆さん、お陰様です。

近所の花屋さんを見に行くと
私の好きな芍薬(シャクヤク)が切り花として売ってました。
値段を見てビックリです。
1本150円。毎年の価格の半額です。
これで大丈夫なのか、と生産者を心配してしまいました。
最後まで咲かせて眺めます、と。

さて、『選択と集中』と経営ではよく言われます。
この言葉通りに、業態を絞る、ターゲットを明確にする。
一つの事業に資本を集中させるなどをしてきた経営者も多いと思います。
私もこの言葉を信じていました。

しかし、今回のコロナ問題が起きて
業態を特化し過ぎたり、ターゲットを絞り過ぎたことで、大ダメージを受けている会社も多いように見受けられます。
確かに『選択と集中』は必要な経営要素です。

投資で例えると、
株式投資において、一つの業種に『選択と集中』をし過ぎていた方は今回大損をしているでしょう。
投資の世界で有名な教訓があります。
お金を生む卵が3つあると仮定します。
1つのカゴにこの3つの卵全てを入れて、カゴを落としたら、3つの卵は割れてしまいます。
しかしカゴを3つ用意し、それぞれ1つずつ卵を入れておけば、1つのカゴを落としてしまっても、2つのカゴの中の卵が無事であれば、その後2つの卵からお金を生み出すことができるというものです。

まるの会は、『財産の三分法』を取り入れた資産運用を提唱しています。
現預金、株式、不動産の『財産の三分法』です。
投資も絶対はありません。少しでもリスクを軽減するためには、分散をするべきです。
仮に不動産投資をする場合でも、地域分散を図るなどして、その中でも分散をするべきです。

私も日本国内の不動産投資は、関東と福岡に分けています。
次回の購入は、関西方面の物件を考えています。
当然ながら、海外の不動産は5ヶ国に分散しています。
ウォーレンバフェットさんは、株式を中心に投資をしていますが、複数の業種に投資を分散をしています。
そのため、今回のコロナ問題でも総合的には大きな損を出していません。

オンラインにて「分散投資の勉強会」を定期的に開催しています。
次回は6月10日(水)の17:00からです。
申込受付中です。(前5回は全回ともに満席でした。)

コロナ問題のように、想定外のことが起きても
「自分の資産運用は大丈夫か」
「会社経営は大丈夫か」
「選択と集中しすぎていないか」
「選択と集中しても大丈夫にしておくためにはどうしたらいいか」
を考えるチャンスにしたいですね。

私は、この機会に次の事業を始めたいと考えています。

一般社団法人まるの会
代表理事 一條好男

記事一覧

TOP
TOP